第1回 第三惑星の奇跡
はじめに
私、常盤コウのブログは、ウルトラシリーズのストーリーに着目して作っています。
そして今回はその中でも道徳路線のものです。
さすがに第1回からキワモノをやる勇気はないですからね
100人いたら95人はタメになるって記事を書きたいです。
さてさて本編どうぞ
本編まとめ
今回の話の主役のあっこちゃん。彼女は手術の失敗で、失明していた。でも、画家と音楽家で迷ってたから、ちょうどよかった。幼いながらあっこちゃんはそう言ってのけたのでした。
今日はそんなあっこちゃんの演奏会の前日。
防衛隊の一員、ミズキ隊員はあっこちゃんが明日演奏する、公開堂の前にたって同僚とそのことを話していました。
一方その頃、海岸に不審な白い球が見つかります。
特に無害でプニュプニュした大型の球。
邪魔ですので航空機で上から焼却することにしました。
焼却が完了して、沈下。すると白い球が変質していました。
次の瞬間、球が火を戦闘機めがけて火を放ちました。戦闘機は危険性ありと判断し、ミサイルを打ちました。
すると球が変質し、怪獣になりました。そして怪獣からミサイルが撃ち返されたのでした。
そのミサイルの一発がミズキ隊員めがけて飛んでいきます。
そこに現れたのがウルトラマンマックス
マックスは光線を撃ち、怪獣を撃破。しかし即座に再生して、さらに変身。二足歩行になって、禍々しさが増しました。
そして次の瞬間、光線を撃ってきたのです。
防ぐウルトラマンですが、エネルギーは残り少なく、防戦一方。ついには限界を迎えてしまい、イフを倒すことはできませんでした。
ウルトラマンの力を吸収したイフは、街を丸焼けにします。その中で公開堂も壊されてしまいます。
皆が逃げる中、一人家に閉じこもるあっこちゃん。
絵だけでなく、音楽まで奪われたのだから塞ぎ込んで当然です。
必死に逃げるよう説得をするミズキ。しかしあっこちゃんは隙を見て、どこかにいってしまいます。
暴れまわったあと、静かに休んでいるイフ。
その足元にあっこちゃんはいました。
「かいじゅうさんは、音楽、好き?。私は大好きなの」
そういってあっこちゃんはピッコロを吹き始めます。
崩壊し、黒煙が舞い、炎が散る街で、ピッコロの音だけが鳴り響きます。
するとイフの体が金色に光始めました。独りぼっちのピッコロに、オルガンの音が共鳴しました。その音はイフが出していました。
そうです。武力には武力で返すイフは、音楽には音楽で返します。
そこにミズキ隊員が駆け付けます。あっこちゃんに寄り添うや、銃をイフに向けます。
しかし、あっこちゃんに攻撃する素振りすらないイフ。
ミズキ隊員は茫然と自らの手にある銃を見つめます。
やがてイフは完全な変貌をとげ、全身が楽器になっていきます。
ふと見上げると、マックスが静かにイフの横に立っていました。
そして、イフを連れて宇宙空間に飛び立っていきました。
これを見ていた隊員たちの会話でこの話が終わります。
「いつか、防衛隊が解散できたらいいね」
「ああ、本当の平和が訪れたときだからな」
学ぶべきこと
それは、”未知のものへの対応”です。それも正しい対応です。
ウルトラシリーズでは未知とのコミュニケーションの難しさが良く表現されます。
ウルトラマンより”バルタン星人(V)o¥o(V)”、ウルトラマンティガより”ガゾート”、帰ってきたウルトラマンより”メイツ星人”など、まだまだあります。
しかし未知との遭遇は、はたしてテレビの中だけでしょうか?
もちろん違います。事の大小はあれ、私たちの日常でも普通にあることですよね。
- 外国人とのコミュニケーション(典型的には言語)
- 新しい人や環境などとの出会い
あげていけばキリがありません。それくらい私たちの周りには、”未知”があふれています。
ではそんな時に私たちがする行いは、はたして正しいのでしょうか。
例として先ほど挙げた、外国人とのコミュニケーションを使ってみましょう。
典型的な例ですが、外国人が道に迷っていたとき、あなたならどうしますか?
大きく二つの方法があると考えます。
- 無視
- 頑張って道を教える
さてさて 一般的には、無視は最悪だとされていますね。
実際に常盤コウも、道で外国人を無視して一日憂鬱になったことがあります…
でもよく考えたら、この行動は何も生み出さない代わりに、害も生み出さないわけです。実際はお互いの心にに若干のマイナスを与えるわけですが、今はゼロとします。
ではでは、頑張って道を教えたらどうなるのでしょうか??
正しい道をちゃんと教えられた、それはもちろん素晴らしいことです。
文句のつけようがないくらい、プラスを生み出します。
しかし間違った道を教えた場合はどうでしょうか?
こっちは”しまった”と思いますし、向こうも「あの日本人、違う道教えやがって
(゚Д゚)ノ」となるわけです。
これってメッチャマイナスですよね?
”第三惑星の奇跡”から私が、考えてほしいことはこういうことです。
イフに話に直すと、”無視”とは、白い球体のまま放置することです。
話が前に進まない代わりに無害です。
”正しい道を教えた場合”とは、劇中のあっこちゃんの行動そのものです。
では”間違った行動”とは?
それは劇中で防衛隊やウルトラマンマックスのやった破壊行動です。
世間では、何もしないことが一番ダメと言われます。しかしこの作品を見ている限りそうとも思えません。
この作品の本来訴えたいことは、攻撃力とは?守るとは?なんだと思います。
しかしながら私、常盤コウはこの話をみて感じたこと。それは間違ったことををして、取り返しがつかなくなるくらいなら、やらないほうが良いと考えてしまうわけです。
いわゆる”働き者の無能が一番困る”ということです。もちろんこの考えが絶対に正しいということはありませんし、動けない人のほうが悪いという考え方も当然にあります。
この記事を見て、意見を下さればさいわいです。
このように1つのストーリーから学べる持論を展開していくことを、今後の基軸としていきます。
終わりに
今回は第1回ということで、ベタなところから始めました。このブログは、あくまでもストーリーに着目しています。
ですがこの終わりにに関しては、少しそれ以外の要素も触れたいと思います。
今回出てくる怪獣イフ。この怪獣は、全怪獣の中でもカッコいいので人気が高く、そして最強候補にいつも上がってきます。
というのも基本的に何もしなければ無害ですが、攻撃すればするだけ強化される。しかも劇中では青天井で強くなっていきます。しかも相手よりちょっと強くなるという点がミソであります。
これによって相手は必ず負けてしまうというわけです。一説によると、この怪獣は相手の文明を測るための道具だとも言われています。
攻撃的な文明なら滅び、平和的な文明なら無害。
こうして宇宙人は相手の心を見ているのかもしれません。
ほらあなたの後ろに、白い球ありませんか?
間違っても攻撃しないでくださいね?