ブログ再開について
お久しぶりです。常盤コウです。
ここ数ヶ月更新が出来ずに申し訳ありませんでした。端的に言えば就活をしておりました。
流石に就活中にブログを執筆するわけにもいかず、しばらく停止しておりました。
こういった事情を書いてから更新停止をするべきでした。
以後気をつけます。
また今後をお楽しみにしてください!!
是非ご期待に応えて見せます。
常盤コウでした
第1回 第三惑星の奇跡
はじめに
私、常盤コウのブログは、ウルトラシリーズのストーリーに着目して作っています。
そして今回はその中でも道徳路線のものです。
さすがに第1回からキワモノをやる勇気はないですからね
100人いたら95人はタメになるって記事を書きたいです。
さてさて本編どうぞ
本編まとめ
今回の話の主役のあっこちゃん。彼女は手術の失敗で、失明していた。でも、画家と音楽家で迷ってたから、ちょうどよかった。幼いながらあっこちゃんはそう言ってのけたのでした。
今日はそんなあっこちゃんの演奏会の前日。
防衛隊の一員、ミズキ隊員はあっこちゃんが明日演奏する、公開堂の前にたって同僚とそのことを話していました。
一方その頃、海岸に不審な白い球が見つかります。
特に無害でプニュプニュした大型の球。
邪魔ですので航空機で上から焼却することにしました。
焼却が完了して、沈下。すると白い球が変質していました。
次の瞬間、球が火を戦闘機めがけて火を放ちました。戦闘機は危険性ありと判断し、ミサイルを打ちました。
すると球が変質し、怪獣になりました。そして怪獣からミサイルが撃ち返されたのでした。
そのミサイルの一発がミズキ隊員めがけて飛んでいきます。
そこに現れたのがウルトラマンマックス
マックスは光線を撃ち、怪獣を撃破。しかし即座に再生して、さらに変身。二足歩行になって、禍々しさが増しました。
そして次の瞬間、光線を撃ってきたのです。
防ぐウルトラマンですが、エネルギーは残り少なく、防戦一方。ついには限界を迎えてしまい、イフを倒すことはできませんでした。
ウルトラマンの力を吸収したイフは、街を丸焼けにします。その中で公開堂も壊されてしまいます。
皆が逃げる中、一人家に閉じこもるあっこちゃん。
絵だけでなく、音楽まで奪われたのだから塞ぎ込んで当然です。
必死に逃げるよう説得をするミズキ。しかしあっこちゃんは隙を見て、どこかにいってしまいます。
暴れまわったあと、静かに休んでいるイフ。
その足元にあっこちゃんはいました。
「かいじゅうさんは、音楽、好き?。私は大好きなの」
そういってあっこちゃんはピッコロを吹き始めます。
崩壊し、黒煙が舞い、炎が散る街で、ピッコロの音だけが鳴り響きます。
するとイフの体が金色に光始めました。独りぼっちのピッコロに、オルガンの音が共鳴しました。その音はイフが出していました。
そうです。武力には武力で返すイフは、音楽には音楽で返します。
そこにミズキ隊員が駆け付けます。あっこちゃんに寄り添うや、銃をイフに向けます。
しかし、あっこちゃんに攻撃する素振りすらないイフ。
ミズキ隊員は茫然と自らの手にある銃を見つめます。
やがてイフは完全な変貌をとげ、全身が楽器になっていきます。
ふと見上げると、マックスが静かにイフの横に立っていました。
そして、イフを連れて宇宙空間に飛び立っていきました。
これを見ていた隊員たちの会話でこの話が終わります。
「いつか、防衛隊が解散できたらいいね」
「ああ、本当の平和が訪れたときだからな」
学ぶべきこと
それは、”未知のものへの対応”です。それも正しい対応です。
ウルトラシリーズでは未知とのコミュニケーションの難しさが良く表現されます。
ウルトラマンより”バルタン星人(V)o¥o(V)”、ウルトラマンティガより”ガゾート”、帰ってきたウルトラマンより”メイツ星人”など、まだまだあります。
しかし未知との遭遇は、はたしてテレビの中だけでしょうか?
もちろん違います。事の大小はあれ、私たちの日常でも普通にあることですよね。
- 外国人とのコミュニケーション(典型的には言語)
- 新しい人や環境などとの出会い
あげていけばキリがありません。それくらい私たちの周りには、”未知”があふれています。
ではそんな時に私たちがする行いは、はたして正しいのでしょうか。
例として先ほど挙げた、外国人とのコミュニケーションを使ってみましょう。
典型的な例ですが、外国人が道に迷っていたとき、あなたならどうしますか?
大きく二つの方法があると考えます。
- 無視
- 頑張って道を教える
さてさて 一般的には、無視は最悪だとされていますね。
実際に常盤コウも、道で外国人を無視して一日憂鬱になったことがあります…
でもよく考えたら、この行動は何も生み出さない代わりに、害も生み出さないわけです。実際はお互いの心にに若干のマイナスを与えるわけですが、今はゼロとします。
ではでは、頑張って道を教えたらどうなるのでしょうか??
正しい道をちゃんと教えられた、それはもちろん素晴らしいことです。
文句のつけようがないくらい、プラスを生み出します。
しかし間違った道を教えた場合はどうでしょうか?
こっちは”しまった”と思いますし、向こうも「あの日本人、違う道教えやがって
(゚Д゚)ノ」となるわけです。
これってメッチャマイナスですよね?
”第三惑星の奇跡”から私が、考えてほしいことはこういうことです。
イフに話に直すと、”無視”とは、白い球体のまま放置することです。
話が前に進まない代わりに無害です。
”正しい道を教えた場合”とは、劇中のあっこちゃんの行動そのものです。
では”間違った行動”とは?
それは劇中で防衛隊やウルトラマンマックスのやった破壊行動です。
世間では、何もしないことが一番ダメと言われます。しかしこの作品を見ている限りそうとも思えません。
この作品の本来訴えたいことは、攻撃力とは?守るとは?なんだと思います。
しかしながら私、常盤コウはこの話をみて感じたこと。それは間違ったことををして、取り返しがつかなくなるくらいなら、やらないほうが良いと考えてしまうわけです。
いわゆる”働き者の無能が一番困る”ということです。もちろんこの考えが絶対に正しいということはありませんし、動けない人のほうが悪いという考え方も当然にあります。
この記事を見て、意見を下さればさいわいです。
このように1つのストーリーから学べる持論を展開していくことを、今後の基軸としていきます。
終わりに
今回は第1回ということで、ベタなところから始めました。このブログは、あくまでもストーリーに着目しています。
ですがこの終わりにに関しては、少しそれ以外の要素も触れたいと思います。
今回出てくる怪獣イフ。この怪獣は、全怪獣の中でもカッコいいので人気が高く、そして最強候補にいつも上がってきます。
というのも基本的に何もしなければ無害ですが、攻撃すればするだけ強化される。しかも劇中では青天井で強くなっていきます。しかも相手よりちょっと強くなるという点がミソであります。
これによって相手は必ず負けてしまうというわけです。一説によると、この怪獣は相手の文明を測るための道具だとも言われています。
攻撃的な文明なら滅び、平和的な文明なら無害。
こうして宇宙人は相手の心を見ているのかもしれません。
ほらあなたの後ろに、白い球ありませんか?
間違っても攻撃しないでくださいね?
第0回 概要 お子さんに伝えたい特撮のストーリーの魅力
私の趣味の数は、FUJIWARA原西のギャグの数くらいあります。
そのうちの一つに”特撮鑑賞”があります。
しかし、それを単にブログに書いても受けが悪い と思います。
- 子供が見るもの
- オタク層がヤバそう
- 子供だまし 等々
間違ってないと思います。実際に子供に向けて作られていますし、それにゴチャゴチャいう大人ってダサいです。そしてそーいう人はいます(笑)
しかし子供向けと子供だましは、全く違います。子供に必死にメッセージを伝えるか、子供を騙すか、ですから。
”子供向け”とは、ある意味で大人向けより難しいです。それは難しい言葉を使えないからです。例えば、”ハードディスク”の意味を用語を使わずに説明できますか?
それをクリアした作品が、”子供向け”と言えます。
そして世の中には多くの”子ども向け”を持つシリーズがあります。
それが”ウルトラシリーズ”です。
半世紀前からあるウルトラシリーズ。なぜそんなに続くのか?
それは日本人の心に訴える何かがあるから。
それは、訴えてくるストーリー、キャラがあるから評価を受け続けるのです。
そんなウルトラシリーズを怪獣とのプロレスだと見るともったいないです。
トマトを観賞植物にしているくらいモッタイナイです。
これらの魅力(笑い、強烈なメッセージ、絆)を伝えていく、これがこのブログの目的です。
自分で見るもよし、お子さんに見せて道徳の一部にするもよしです!!!
(特にお子さんに勧めてください。トラウマとか植え付けませんから)
構造としては、
はじめに、ストーリー要約、考えるべきこと、終わりに としたいと思います。
興味をもっていただける文章を目指します。
あ、SFってもともとはサイエンスフィクションって意味ですよね!
特撮はど真ん中のサイエンスフィクションなので、SFブログからは外れないってことで
お願いします。('◇')ゞ
第14回 波よ聞いてくれ
はじめに
前回の終わりに書いたとおりに今回、紹介する作品は
なぜこの作品にしたのか?
過去の記事でマンガは毎回毎回やらないんじゃないのか?
私のブログをよく読んでいる方なら出てくる疑問です。
お答えしましょう
それは私が
フラれたからです。
前回も書きましたね、こんなことを!!
↑ヤケ酒のテンションで書いた結果生まれた、悲しき文章(´;ω;`)
このマンガはフラれたときに読むと深く刺さります
心の蔵の深いところに!!
金銭的にまいってる時にウシジマくん読んだみたいな感じですかね
この点は今回2つあるSFポイントの一つとなっています。
さてさてそれではあらすじです
あらすじ
主人公の鼓田ミナレは居酒屋でグチを吐いていた。内容は男と別れたことで、相手はさっき知り合ったオッサン。翌日ラジオを聞いていると、昨晩のグチがそのまんま放送されていた。ラジオ局に押し掛けたミナレだが、あれよあれよという間にラジオパーソナリティーに…
SFポイント1 主人公の破天荒(イカレっぷり)
作者である沙村広明さんは、『無限の住人』の作者でもあります。
作者の特徴として、”言葉回しがキレッキレ”なんです。
その具体的として…
- 聞いたことのない性病にでもかかって死んだほうがいいと思いますよ、マジで”
- ”この人の人間性、すごいな”
- ディレクターに「ミナレェ、獲ろうぜ、世界をよぉ」と言われたら「ラジオの地方局がでけえな!言うことが!」
- 正論を言われたら、”今から無言で殴り続ける!何故なら腹は立ったが返す言葉がないからだ!”とキレる
基本的にこれらを言うのは、主人公のミナレです。ミナレは、仕事ができて、しゃべりが上手いだけで基本ダメ人間です。彼氏に金を持ち逃げされたり、酒癖が悪すぎたり、人の家に転がり込んだり…
基本的にこのマンガ、ラジオ漫画のわりにラジオ要素がありません。
ぶっ飛んだ主人公に周りが振り回されているのを、野次馬視点で見るのが、このマンガの正しい読み方だと思います。
主人公、鼓田ミナレの異常行動例
- 酔っぱらって、マンション自室の階下で寝る。挙句そこの住人を暴漢と間違えてプロレス技をかます。
- 他人の家のドアノブにでっかい鮭を掛けて帰る。(新巻鮭)
- 車は基本ドリフト走行(アニメ版)
- ラジオ局に乗り込んで、放送室をジャックし、元カレ殺す発言を北海道中に放送
↑ぶっ飛んだ主人公
ただ、SFポイント2点目に書きますが、世の中こういう女性が必要なのかもしれないです。良くも悪くもバイタリティーあふれるというか、結局どうにかなる発想の持ち主というか…不安定な行動ばっかりしている癖に、安心して読めるのは、ミナレの性格が大きいのかもしれません。
オールナイトニッポンとか、RPGとかやってても村での会話が楽しみな人、
例えば糸井重里の『MOTHER』が好きな人は絶対に楽しめると思います。
ていうか、そーいうのが好きな人は絶対読むべきです。
………紹介ブログのくせにフワッとしたおススメしてますね(笑)
まあ、会話の雰囲気の魅力って文章だと伝えにくいんですよね
伝えられるように努力はしていきます('◇')ゞ
(ちゃっかりMOTHERも宣伝していくw)
SFポイント2 失恋してると心に刺さる
冒頭で書いたヤツですね。個人的にこれが書きたくて、今回の記事を書いています。
鼓田ミナレが失恋してるのは、1話だけなんですよね。2話からは、立ち直って相手に復讐することを考えています(笑)
つまりこの"SFポイント"は1話の主人公の掘り下げです。
前置きはこれぐらいにして……
言いたいことはズバリ、1話は失恋あるあると同時に、こんな人になりたいなぁです。
まず失恋あるあるからです。
皆さんは失恋したらどんな感じになりますか?
荒れる? 泣く? 人に相談する? 元恋人を恨む?
どれも正解ですが、どれもやっているのが鼓田ミナレです。
↑泣く ↓復讐宣言 ↑愚痴&荒れる
ぶっちゃけ失恋してる時の心情ってはたから見てると、滑稽なんですよね。だって苦痛なんて本人にしかわからないから。
でも当事者意識で寄り添ってくれるものが2つあります。
友達と失恋しているキャラです。
もちろん鼓田ミナレは、後者です。
失恋の時にこれを読めば、
「ミナレは分かってくれるよ、私の気持ちを…」
「ミナレの気持ちをわかるよぉ」ってなると思います(体験談です)
失恋なんてものは、新しい恋か理解してくれる人がいたら終わるものです。
そして”こんな人になりたいなぁ”について
さてさて、失恋あるあるのフルコースをやった、ミナレが最終的などうなるか?
こうなります
ミナレは失恋して5日は荒れますが、5日経てば立ち直ります。
これって羨ましくないですか?
私が1か月は引きずるところがあるのもあるんですが、短期間で吹っ切れる人が羨ましいです。というか、これ全部が1話の中の話なんですよね。話の展開早えぇ( ;∀;)
そして吹っ切って、ラジオ局に乗り込んで、元カレに復讐宣言(笑)
こーいうバイタルが私にも欲しい!!
はっきり言ってこんな人間が、友達とかの距離にいたらウザいですが、これを遠巻きにつぶさに見れるのがマンガの利点です。
皆さんも失恋したり、荒れたら見てみましょう。ちょうどアニメもやっていますし。
終わりに
いやーほんとに長らく休んでしまいました。
久々に記事を書きましたね。
久々すぎて久本正美になったわね(大蛇丸)
何言ってんだふざけるな!!(0M0) って人はぜひ下のリンクから見てください。
最近ハマってる料理動画です。
毎回やる事決まってるのに笑っちゃうんですよね
話がそれましたが、しばらくは感覚を戻すのに苦労しますが
頑張って投稿します。応援よろしくお願いします!!
またまたお久しぶりです
はじめに
なんかすごい久々に書く気がします。
なぜこんなに更新しなかったのか!!
今回はグダグダと言い訳を書こうと思います。
1.日ハム、野球ボロ負け⚾️(T . T)
おいおいいきなり半年前のことか?とお思いのそこのあなた!!!その通りだよ!
これがきっかけでしばらく書けなくなったんだよ!
いわばきっかけってやつ
野球わかんない人も少し聞いてってよ
去年の日ハムは良いとこまで行ったんだよ!
それこそ優勝が見えるところには!
そこから8月に大失速、終われば5位
1位が見えるところから5位に大転落だよ、そんなことある??
こっちのメンタルも急転直下だよ
ちなみに下のグラフと濃い青が日ハムね
ゴーン事件の後の○産かよ(;ω;)
おかげで日本シリーズ終わってもしばらく立て直しが効かなかったねw
2.フラれる
これはつい最近の話ね
ずっと好きだった人にやっと告白しようかと、私の人生史上かつてない勇気を奮ってみたのよ!
結論?もうかいてるよね。
粉砕!玉砕!大喝采!!!
恋心と一緒に私のメンタルも一緒に粉砕!!
心が全治1ヶ月の大怪我よ
そして退院の日が昨日ってわけだよ
起きて、顔洗って、そーいえばブログあったっけって思い出して
またしばらく、このブログを更新しようと思います。
コロナのせいで暇なせいもあるけどね笑笑
ちなみに次は
″波よきいてくれ″って漫画を紹介します!!
理由は失恋中にメッチャ読んだから!!!
それではまた今度
お久しぶりです 常磐コウです。
皆様お久しぶりです。常磐コウです。
すごい久々の更新な気がします。
何故こんなに更新が遅くなったのか…
それは
四国に行っていたから
正確には
*四国八十八箇所*に行っていたから
まぁ色々悩むことがあって自転車で
ゆっくり四国を1周していました。
今はすごいスッキリした気分でいます。
あんまり細かい事は語りませんが(後後書くかもしれないですけどね💞)
かなりメンタルがまいっていました。
この旅で色々な人に出会い、霊に憑かれたり、世間の広さのようなものを見せられました。
そんなわけで
常磐コウのSFな(少し不思議)小説紹介を
再開します。
しばらくは5日に1回の更新とかにします。
また書いて欲しいとの要望があれば、
- 私が何で悩んでいたのか
- どうやって立ち直ったか
- 四国八十八箇所の旅行譚
なんかを書こうと思います。
それでは失礼します。
第13回 マンガみたいにすらすら読める経済史入門
はじめに
今回の題名が長すぎて全く入りきらないですね(笑)
蔭山克秀(著)
”マンガみたいにすらすら読める経済史入門”
経済史の入門本です。今回オススメするのは。
はい、皆さんの考えてることを当てます。「急に経済史なんてどうした?」
ですよね。わかりますわかります。
今まで紹介して来た本は、ほとんどが
”基本明るい面白い小説”でした。
それがどうして今回は経済史入門なのか?
それはですねこの本が
”明るい、楽しい専門書”だからです。
似てますでしょ?まぁそれ以外にも
私が前に紹介した”疾風の勇人”も大蔵大臣が主人公ですし、経済が少しわかってると面白いと思ったってのもあります。
さてさてあらすじにどうぞ(あらすじってより、どんな内容なのかってかんじですけども)
あらすじ
小難しいイメージのある経済史。
それをわかりやすく、面白く描いたのが
この作品。
資本主義の誕生からアベノミクスまでを約350ページでまとめている。
著者が経済政策を時に褒め、時にボロクソに叩き、独自の例えも交えながら
テンポよく教える経済史の入門本。
SFポイント
”あらすじ”が特にあらすじになってなかったですね(笑)
さてさて今回のSFポイントは
”現在まで書かれたわかりやすい経済史”
です。あらすじそのまんまな感じもしますが、解説して行きます。
この作品のスゴさは2つです。
一つは”わかりやすさ”もう一つが”現在までカバーしている”ことです。
わかりやすさの方は伝わりやすいかもしれないです。
”経済史”と聞いてみなさんが思うことは?
- 小難しい
- 数学っぽい関数が出て来る
- サッチャーとか名前しかわからず、政策の中身はわからない
(↑マーガレット・サッチャー首相)
- そもそも世界史がわからない
こんな感じだと思います。ぶっちゃけ私は全部当てはまっていました(笑)
しかしこの小説はとにかく
”わかりやすさ重視”これに尽きます。
文章を一部引用した方が伝わると思いますので引っ張ります。
例えば”関税”の説明のところで
例えば、アメリカ企業が日本で100万 円の車を売る時、そこに35%の関税がかかったら、こうなる。
「コラァお前ら、誰に断って商売してんだ!日本で商売してーんだったら、まず日本政府にショバ代よこさんかい。額は、車一台につき35%だ。つまり100万円の車なら、1台売るごとに35万円な」
(p.123)
どうですか?体感的にわかりますよね?
著者は終始このようなかんじで説明していきます。
調べると著者は代々木ゼミナールの看板教師らしいですよ!わかりやすく教えるのに慣れているんでしょうね!
2つ目は現在までカバーしているでした。
なんとなく皆さんが経済史で詳しく学ぶのは”バブルまで”じゃないですか?
(イメージ図)
または現在のところ(アベノミクスとかトランプ政権とか)単体で学んでいないですか?
そうです、通史でわかりやすいのってないんですよ。それもわかりやすいのが!
この本は過去と現在が繋がっている(分断して説明していない)こともポイントだと思います。
例えば、EU🇪🇺にイギリス🇬🇧が入る→難民が増える→イギリスは昔から国民にも難民にも厚い保護→不満増→EU🇪🇺脱退
と一連の流れがわかりやすく説明されています。こうすることでなぜアベノミクスが行われているか、世界はどういう流れがあって、今この政策を打っているのかがわかると思います。
おわりに
急に専門書の話が始まったからドウシタ?って思った人も多いと思います。
ここで私の”趣味”について話しておこうと思います。
私の趣味は”色んな事に興味をもち、入門レベルの知識を身につけること”
です。
つまり一つの事を極めるってより、色んな事を玄人はだしまでやったら次に行くって事です。
そのせいで趣味はかなりの数あり、おそらく何十個単位であります。
その中で、一番昔からやっている趣味が読書であり、このブログを書くキッカケになっています。
この経済史入門もその趣味の一つであり、この記事が一定のヒットをしたならば、〜入門のオススメ本を紹介するコーナーでも作ろうかなぁと考えていました。
今回はその為の調査として、この記事を書かせていただきました。
今回はこの辺で失礼します。